教室からのお知らせ
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お知らせ

ジャパングランプリ 決選

前日に気づきました改善すべき点は、スタジオでは理解し修正することができましたが、大舞台で修正できるほど、舞台は甘くありません。もし、この大会で成績を残すことを臨むのであれば、前日に気づいた基礎の修正すべき点は大会後にし、ただのびのびと自信を持って踊ったほうが、結果は出るでしょう。

ですが、成人しバレリーナとして世界に羽ばたいてゆきたいのであれば、一つ一つの舞台で課題に向き合い、挑戦していくことの積み重ねが大事だと思います。

予選のような精神的コンディションの不調もなく、安定して臨めましたことも、次の舞台につながります。

ジャパングランプリ ファイナリストクラス

予選が通過し、決選に進むことができたファイナリスト達が一同に、舞台上でセンターレッスンを審査されます。
Rちゃん、日本のトップクラスの素晴らしいファイナリスト達の中でも、基礎の正さ丁寧さで、良い評価をいただけるかも知れぬ可能性を感じました。
ですが、1点、基礎の改善すべき点に気づくことができました。それに気づけたことこそ、この大会に出場した1番の成果です。これから直ぐに帰って、スタジオで見直しです。

この様に、コンクールで日本のトップの方々と見比べますと、成長している良い点、改善すべき至らぬ点に気づくことができます。
トップの方々が、基礎をどの様に積み重ね、どの演目でどこを伸ばしていっているのか、数年見続けて気づかされることが多々あります。
リハーサル室では、有名な諸先生方が、どこをどの様に注意していらっしゃるのか、大変勉強になります。スタジオの生徒さん一人一人を思い浮かべ、あの子があそこを直していったらこうなるのかな、こっちの演目の方が似合いそうかな、次はこの練習をやらせてみよう、スタジオに帰って皆さんに活かしたいことがどんどん沸いてきます。

ジャパングランプリ予選

楽屋入りし、ジャパングランプリ予選まであと2時間。
何故か、いつもの覇気が全くないRちゃん。。。エネルギー、やる気が沸いてくる気配が全くありません。
本人も困っている様ですが、自分でコントロールする力はまだありません。
不安定な精神状態で練習していても、軸が狂い、バランスが狂い、不安と焦りがましていっそう崩れていきかねない。
厳しく活を入れたり、距離をとったり、ハグをしたり、あの手この手で、どうにかコンクールに臨むことができる最低ラインまでは戻しました。

そんな最悪のコンディションでも、1つのミスで崩れていくことはなく、直ぐに持ち直す、切り替えて笑顔で踊れるようになったことは、成長と思います。
今回は私があの手この手で調整しましたが、自分自身で調整し、自分の力を出し切る精神力が課題です。

バーミンガムロイヤルバレエ団プリンシパル厚地康雄先生ワークショップ

比嘉正先生主催、バーミンガムロイヤルバレエ団プリンシパルの厚地康雄先生のワークショップに5名参加しました。

ヴァリエーションの個人レッスンもしていただけました。

第6回座間全国舞踊コンクール

Aさん、とても頑張りました。残念ながら私が引率することができず、メイクからアップ、場当たり、本番までの調整を、すべて自分自身の力で乗り切りました。
コンクールのメイクをする時はいつも、お顔とお顔が触れ合うほどの近さで、これまでやってきたことが舞台で発揮されますよう祈りを込めて、輝きを引き出す最後の仕上げをしています。緊張感を分かち合いつつ、自信と輝きに変えていく、魔法の時間です。
演目にあったその子の美しさを最大限発揮されるよう、描いてゆきます。
今回は、その大切な時間すら、共にすることができませんでした。

ですがコンクール当日、一人鏡に向かって、自分自身と問いかけながらメイクし、舞台によりそれぞれ異なる条件を場当たりで調整し、自分自身の力で挑んだAさん、
見事、入賞されました。

先日の発表会では、厳しい状況をはねのけ、伝説のバレリーナ達を思い起こすかのような味わい深い表現力で、観客から「ブラボー!」をいただきましたが、
Aさんがたゆまず積み重ねてきました努力が、尊いものであると、改めて思います。

トウシューズで立つ

Aさん、6月の発表会では、トウシューズでヴァリエーションを立派に踊られました。

1年前は軸も不安定で、トウシューズで立つに十分な筋力がまだ育っておりませんでしたが、

あの美しい悔し涙の後、レッスン回数を週4回に増やし、レッスン後も遅くまで自主練習を重ねてきましたね。

先ずはトウシューズで立つのに必要な、身体をしっかり引き上げた軸を作る、

骨をしっかり支える深い部分の筋肉を基本レッスンの中で地道に育てる、

そこからひたむきに精進してきましたAさんの、努力の成果です。

 

近年は、まだ骨も柔らかく筋力も育っていない小さいうちから、その時々の競争意識でトウシューズに飛びついてしまうお教室が、コンクールの場でも問題視されています。

そして、十分コントーロール出来ていない未熟な筋力ゆえに、怪我をなさる、

未熟な体の軸を支えようと間違った筋肉を使うことを覚えてしまい、修正の効かないものにしてしまう、

そうした、その子の大切な将来を閉ざしてしまう残念な指導をされているお教室もあるようです。

(発表会でトウシューズで踊ると言いましても、ただ基本的な立ちしかさせない、元々ヴァリエーションなど踊らせない、そういうお教室もあるようです。)

 

本当にその子の将来を考えるのでしたら、

1人1人異なる、骨の成長と、身体にかける力のバランスを丁寧にみつけ、正しく体を支える筋力を育てていくことが大切です。

その積み重ねの先に、必ず、トウシューズで踊れるようになります。

小さな手で

発表会は4部、朝からの長丁場、キャンディちゃんたちKIDSの集中力も限界な時間…

袖でおしゃべりやおふざけ、疲れて泣き出したり…そんな心配で臨んだKIDS最後の演目。

 

まぁ…なんておりこうさん達!

私の腕を無言でぎゅっと握るキャンディちゃんたち。不安や緊張と戦い、みなぎる集中力。

いっぱいいっぱいの自分たちを乗り越え、その度になんどもハグしてきた私の腕。

無言でぎゅっと握る小さな手で、何を感じているのでしょう。

こんなに小さくても、立派な、舞台人です。

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